弊堂は、京都に点在する伝統的金属工芸の後継者を束ね育成するお手伝いする機会がございます。
今回ご紹介する取り組みは、伝統的和装にかんする小物の製作・復元作業です。金属工芸における和装の小物とはいえ、多種多様のものがございます。簪(かんざし)、帯留(おびどめ)にはじまり、提物(さげもの)、笄(こうがい)、箱迫(はこせこ)・・・・。 今は失われてしまった、もしくは失われつつある技術を復活・継承していく活動をしております。
写真は「びらびら簪」。舞妓が着けているのをご覧になられた方がいらっしゃるかもしれません。
*籠瀬作 : 銘 「簪 菊水」。非常に細かな細工が施されています。