中秋の名月

2012.09.07  酒の器 食の器

まだまだ暑い日が続きますが暦の上では既に秋
夕暮れ時の匂いや虫の音に
秋の気配を少し感じる今日この頃・・・
秋の夜風が恋しくなります。
夜風を感じながらのお月見・・・

 

中秋の名月

日本では、古来より月を愛でる風習がありました。
(一説には縄文時代頃からとも)
平安時代に中国から風習として伝わったものが
貴族の間で広まっていったのが始まりの様で、
延喜9年(909年)に醍醐天皇が月見の宴を催したのが
日本最古のお月見の記録として残っています。

平安時代のお月見は、宮廷や貴族の間だけで行われ
夜空の月を眺めながら詩歌管弦の遊びを楽しむものでした。
趣をこらして、池に船を浮かべ水面に浮かぶ月を愛で、
盃に月を映しだし宴を楽しんでいたようです。

この優雅な宴を現代でも味わうこをができるのが、京都の
お月見の名所の一つ大覚寺で行われる観月の夕べ。
大沢の池に龍頭船を浮かべ、琴の調べを聞きながら優雅なお月見を
味わうことができます。

 

錫 石目高杯 六寸

錫 石目高坏 6寸(皿・直径 約18cm 高さ10cm)
(※2019年 仕様変更にともない高さ10cmとなりました)

 

時代は進み、室町時代後期に栄えた東山文化を代表する銀閣寺。
境内に向月台(こうげつだい)という白い砂の山があります。
この向月台の上に座り銀閣寺の背後にある月待山に上る月を待ち、
手前に広がる波の様に敷かれた砂盛の銀沙灘(ぎんしゃだん)に
月の光を反射させ、その明かりで庭を愛でたと言われています。
残念ながら銀閣寺でお月見は行われていませんが、もしお月見することができたなら・・・
月の光がなんとも言えない幽玄の世界へ誘ってくれることでしょう。

このように長い間上流階級の貴族の風習でしたが、
江戸時代に入ると、お月見と秋の収穫を祝い、豊作を祈願する
お祭りとが合わさり、一般庶民にも広まり現在のような形になりました。

今年の中秋の名月はどのように過ごされますか?
お月見の名所で優雅なお月見?
それともお家でのんびりとお月見されるのでしょうか?

清課堂では今年の中秋の名月に合わせ、新作の錫高杯と
金箔押しの錫盃をご用意致しました。
昔から錫の酒器はお酒の味をまろやかすると言われています。
又、平安時代の人々は姿形を映し出す鏡には霊力があると信じ、
同じように水やお酒に映し出されるお月様にも霊力があるとして
お願い事をしていたというお話も・・・

 

錫盃 渦文金箔押
錫 渦文盃 金箔押 ¥15,000 (税抜き・excluding tax)

 

*写真のうちの四角い銚子は、「四方角入銚子」をご参照ください。

今年のお月見、お家で過ごされる方はもちろん
名所で楽しまれた後、お家で少しゆったりお酒を頂きながら
お月様を愛でてみてはいかがでしょうか。
最後に少し欲張ってお月様にお願い事をしてみては・・・

(staff nakano)

 

お買い求めについて

京都寺町二条の店舗の他、オンラインストアからもご購入いただけます。

錫 石目高坏 6寸
錫 石目高坏 8寸
錫 渦文盃 金箔押

清課堂オンラインストアでは、この他各種新作も取扱いしております。