雨漏りと野良猫と青空

2011.02.01  清課堂の日々

春から企画展を開催の予定でしたが、まだその目処が立っていません。

昨年の秋、ギャラリーの一部であります茶室の天井裏に、野良猫が一匹住み着きました。どこから侵入したのか不思議に思ってやり過ごしていましたら、そのうち子猫を多数産んだようで大変賑やかになりました。
(この近辺では心無い方の餌付けによって膨大な量の野良猫が発生して、地域の問題となっているところでもあります。うちにも例外なく糞尿を撒いてくれています(苦笑))

水屋
この水屋の天井裏から、ニャーニャーと声が聞こえてきます。5,6匹はいたようです。

屋根
とりあえず子猫もこの期ごろついたようなので追い出そうと天井裏ぶち破って、中を探りましたら、あら驚き!なんと天井裏から青い空が見えているではありませんか!

今思えば、毎年梅雨時になると大変な雨漏りをしていました。天井も床も柱もだいぶん腐って痛みが激しい状態です。
もともと、火災で焼けてしまったあとに突貫工事でつくった店ですから、こういったテキトーな工事もここには他にもたくさんあります。が、見えないところだっただけに衝撃は大きいものでした。猫が教えてくれたんだと思います。

診てもらったところ、ちょっと大がかりな修理が必要とのことですから、すこし展覧会も計画を練り直さねばなりません。工房の雨漏りもひどいので、この先が思いやられます・・・。