曜変木目鉄の制作風景

2014.02.02  茶の器

加藤貢介の迫力あるダマスカス制作風景。
重ね合わせた鉄鋼とニッケルを幾度も折り鍛え、積層が生まれてゆきます。

この作品「曜変木目鉄(ようへんもくめがね)」鍛錬の際には7種類の鉄とニッケルを練り込み、合わせると1956層まで積層させてあります。厚さ3ミリ前後の板に、積層が映し出す宇宙が詰め込まれています。

※ダマスカス鋼…木目状の文様を持つ鋼(はがね)。鉄を主成分にする合金で、鉄の持つ性能(強度、靭性、磁性、耐熱性、自己潤滑性など)が人工的に高められています。

曜変木目鉄

ダマスカス特有の細やかな積層と、そこから生まれる立体感溢れる文様との出会いから1年以上。広島にある加藤の製作現場に足しげく通い試作を何度も重ね、この天目の形状に行きつきました。「うつわの中に宇宙が見える」と評される曜変天目への敬意をこめて、金工の世界から「曜変木目鉄(ようへんもくめがね)」を発表いたします。

曜変木目鉄(ようへんもくめがね)