佐故龍平展 好評開催中 1

2006.10.25  佐故龍平 展覧会

“木目金・もくめがね”という技法があります。
銅や銀の板を何層にも重ね、彫り込み、叩き、磨きあげて、木目の様な模様を作り出すのです。

 

佐故龍平さんはこの技法を得意とし、銅、銀と共に、非常に堅牢で、形成、加工が難しい四分一という金属を使っています。四分一とは銅が3/4 銀が1/4の合金で“朧銀・おぼろぎん”ともよばれます。
この金属は、細やかで渋い灰色や黒色の階調を生み出す事ができ、モノトーンの渋い色調で清楚な繊細な木目金を作りたかった佐故龍平さんの感性と共鳴したのです。

今回は“朧銀木目金”を含めた、花器、酒器、茶器、ジュエリーなど50点の鍛金作品が並べられています。

開催中~4日(土)まで
29日(日)3日(祝)は休廊
午前10時~午後6時<最終日5時>

「清課堂ギャラリー」
中京区寺町通二条下る西側

佐故さん作品