神輿迎え 神送り

2006.07.04  地域貢献 清課堂の日々

近世の祇園祭とは違って、祭りの基本形が出来上がってきた1000~1200年前頃は、6月7日の神輿迎え、14日の神送りが主な行事だったそうです。これに伴う剣鉾行列、風流(囃子、舞)が大いに盛り上がったとのこと。

当初は66本立てておいたという鉾も、時代によっては馬上十二鉾という馬の上で飾り付けられた(らしい)、ちょっと変わった鉾行列の時代もあったそうです。馬の上でどうやって鉾の姿勢を維持していたのか、興味深いところ。また、うるう年の祭りにはこれが13本になったそう。


さて、祭りの様変わりはともかく、祇園祭といえば共生の象徴でもあります。仏教、神道、儒教、道教、キリスト教が融合して発展してきました。穀物豊穣を願い厄病を祓い、平和を祝う心はぜひ皆が大切にしてまいりたいと思います。観光や一大イベントとしての楽しみももちろんありますが、期間中ぜひ祇園さん、お旅所にも足をお運びお参りくださいませ。