露地の飛び石

2012.12.18  清課堂の日々

2012年は、11月の本田ゆうすけ展を最後に、清課堂ギャラリーは冬季休業いたしております。

清課堂の両隣、後ろにビルがあるせいで、もともと通気性を考えて作られた京都の古い家(町家:表屋)の作りは凍てつくような寒さに見舞われます。平成25年3月の展覧会までは、少しの間お休みを頂戴します。 その間、茶室ヘ向かう通路・露地では現在、飛び石の修正を行っています。 伝統的な作りを踏襲した配置・大きさで美しい空間ですが、多くの方が蹴つまづかれる難点がありました。伝統の茶室の作りと障害の無いユニバーサルな作りとを天秤にかけて悩みに悩んだ結果、この飛び石を修正することに決めました。地面(たたき)から4センチ以上飛び出ていた石を沈め地面から1~2センチのみ出す、見た目を考慮しながらも段差を極力減らす工事を施しています。併せて、店舗から奥へつながる通路にある階段にも、手すりをつけています。 年内には完成の予定で、来年の展覧会開催時には皆様にご披露できるかと思います。どうぞお楽しみに。 (Yamanaka)